2021/05/19 05:21



いつもお読みいただきありがとうございます。

ひでどん(@komatu00713)です。

地球上のすべての生物は本能で生きています。本能とは、生きるための技術を生まれ持ってプログラミングされている事です。一方、知能とは生きていく為の戦略を練るプログラミングです。

例えば、虫などは、本能を磨き、発達させプログラミングに従えば誰の助けを受けなくても、生まれたばかりの子供でも生きていく事ができます。ある意味で、本能は優れたシステムです。

しかし、本能にも欠点があります。

それは、「環境の変化に対応できない」ということです。どんなに環境や状況が変化しても、生き物は本能に従って行動します。環境の変化に合わせて本能プログラミングを書き換えるには、長い進化の歴史を必要とします。それに対応できなければ滅んでしまいます。

一方、知能は、自分で状況を判断する力です。環境が変化しても、状況に応じて行動を変えることができます。しかし、こちらも欠点があります。学習をしてたくさんの情報をインプットしなければ、何もすることができません。

本能にも知能にもメリット・デメリットが存在し、哺乳動物は知能を選んで、進化を遂げました。

正しく「人間」は知能を発達させ進化を遂げた結果、地球生物上の頂点にいます。

簡潔にまとめると、哺乳動物は不変なことは本能で対応。変化に対しては知能で対応し進化するということです。そして、今起こりつつあるのが、この摂理に反して、進化を遂げた人間が、さらなる進化を遂げようと、自らの手で作り出していこうとしています。

これまでは、生きるために必要なインフラや衣・食・住に特化した知恵が必要でしたが、これからは、進化するための知恵にシフトしてきてます。

AI(人工知能)に代表されるように、進化を目的とした技術開発が、盛んに研究開発されています。

生物の限界を超えた「知恵」を、自らの手で生み出そうとしています。これらは、今の生活をより豊かにするのか、または、自らを破滅に導くのかは分かりませんが、一つだけ言えることは、時代の変化に柔軟に対応できるように「知恵」を備えておかなければならない事です。

物事にはすべて誕生(幼年期)⇒成長(成長期)⇒成熟(成熟期)⇒衰退(衰退期)というライフサイクルが存在します。

生物も企業もすべてに存在する「ライフサイクル」ですが、世界的にみても経済は「成熟期⇒衰退期」に突入しています。

この状況を打破するためには、もう一度リセットするか、さらなる「知恵」をアップグレードするしかありません。

アメリカのGAFAMに代表されるように、ネットを活用した企業の時価総額が「コロナ禍」の影響もあり、軒並み倍増しました。それは、現在の価値よりも将来に価値があるということです。日本との差はますます広がる一方です。この状況を打破するには、日本国民一人一人が、今の状況に満足し、行動を疎かにすれば、取り返しのつかない事態を招いていてしまいます。

生きるための知恵だけではこれからの急激な変化に対応できないので、知恵を常にアップグレードしなければ生き抜くことが困難になることが予想されます。

最新の情報と自ら考え行動する力の鍛錬を常日頃意識していくことが重要です。


行動を後押しするブログ【hidedonblog】