2021/04/27 07:34

 

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

ひでどん(@komatu00713)です。

環境省は2021年度から、二酸化炭素(CO2)の排出を50年までに実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティ」うぃ宣言した自治体への支援を強化すると発表がありました。

そもそも「ゼロカーボン」とは、「脱炭素化」とも表現され、先日菅内閣発足に伴い、小泉環境相が引き続き「脱炭素」に取り組んでいくとご発言があったばかりです。

気候変動に関わる「脱炭素化」は再重要課題と位置づけ官民一体となり喫緊の課題として、さらに推進力を得て取り組んでいく旨を主張しました。

ゼロカーボンシティとは、前述したような「2050年に温室効果ガスの排出量又は二酸化炭素を実質ゼロにすることを目指す旨を首長自らが又は地方自治体として公表された地方自治体」を指します。

ゼロカーボンシティの表明について

画像1

具体的な実績などは加味せず、とりあえず「表明」すれば、ゼロカーボンシティになれるという事です。

では、具体的な表明後はどのような活動をしていけばいいのでしょうか?

鹿児島県鹿児島市の取り組みを例にご紹介します。

「ゼロカーボンシティかごしま」に挑戦!
地球温暖化によるリスクを低減し、持続可能な未来を実現するため、2050年までに鹿児島市の二酸化炭素排出量を実質ゼロに挑戦します!

【取組内容】

現在の取組

南国ならではの豊かな太陽の恵みを活かした再生可能エネルギーによるエネルギーの地産地消

・太陽光発電システム等を設置する市民等への助成
・公共施設への再生可能エネルギーの率先導入

一般廃棄物を活用した再生可能エネルギーの創エネ

・新南部清掃工場(ごみ焼却施設・バイオガス施設)の整備

走行時の二酸化炭素排出量ゼロの電気自動車・燃料電池自動車の普及促進

・電気自動車等を購入する市民等への助成
・公用車への率先導入

家庭・事業所等でのエコスタイルへの転換

・かごしま環境未来館のリニューアルによる環境学習・保全活動のさらなる推進
・クールチョイス(地球温暖化対策のための賢い選択)の普及啓発
・自転車プラス公共交通による移動への転換を図るコミュニティサイクル「かごりん」の利用促進

今後の取組

令和3年度に策定を予定している「第三次環境基本計画」及び「第二次地球温暖化対策アクションプラン」等を策定していく中で、2050年二酸化炭素排出実施ゼロを見据えた具体的施策を盛り込むこととしております

再生可能エネルギーや焼却設備の整備、電気自動車購入の際の補助を実施していることがわかります。

CO2排出量の「50年実質ゼロ」を目指す自治体は当初、山梨県と京都市、東京都、横浜市だけだったが、小泉進次郎環境相が全国に呼び掛けたことで急速に拡大。今月16日時点で21都道府県と132市区町村の計153自治体となり、宣言した自治体の人口は7000万人を超えました。

 

環境省HP

ただ、脱炭素に向けた実際の取り組みは省エネ推進などにとどまっている場合が多く、対策の強化が課題となっていた。このため環境省は21年度から、自治体向けの再生可能エネルギー導入支援を拡大するとともに、ゼロカーボンシティを宣言した自治体は優先的に対象にする考えです。

具体的な支援内容としては、災害による大規模停電時に、大手電力会社の供給網から独立して電気を自給できるエリアの整備を促すことを想定。再エネ発電設備や蓄電池、専用電線の導入費用を補助する方針です。

また、自治体と地域の企業などが連携し、地元の再エネを使う新電力会社を設立できるよう人材育成も後押し、新電力会社の運営に詳しい専門家の派遣や講習会の開催を通じて、持続可能なビジネスモデルの策定、販売先の開拓方法といったノウハウを学べるようにしたい考えです。

行動を後押しするブログ【hidedonblog】