2021/04/10 07:44



いつもお読みいただきありがとうございます。

ひでどん(@komatu00713)です。

夢は何ですか? 

それは、将来理想の職業につくための目標であったり、幸せな家庭を築きたいなど生きる希望と成りうるものです。

夢を持つ事はとても素晴らしい事ですが、同時に叶えられなかった時の反動は想像を絶するかも知れません。その乖離によって、心身ともに病んでしまう場合もあります。理想と現実を受け入れながら人生を歩むしかありません。メンタルの強さと、時間が癒してくれることを理解しながら厳しい社会を生き抜くしかありませんよね。

一方、見る夢とは、睡眠中に見る夢です。厳しい現実を味わいながら辛い日々を過ごしていますが、寝ている時くらい、幸福な夢をみたいものです。

しかし、「誰かに追いかけられて必死に逃げる」という悪夢や、「空を自由に飛び回る」という現実では起こり得ない夢、「未来を予想する」夢など、さまざまな種類がある夢など、ここでも理想とは乖離していまいます。

なら、どうすれば良い夢を見る事ができるか?それは仕組みを理解することです。

睡眠中の脳は、その人が今まで見聞きした情報を、整理しています。

脳の中にはライブラリーがあって、その人の記憶を『家族』、『友達』、『小学校時代』、『高校時代』、『恋愛』などのジャンル別に整理しています。

そのジャンル分けされたライブラリーに貯蔵された記憶を引っ張り出したりまとめたりするんですが、その過程を脳の中で再生しているのが夢なんですよ。

現時点の科学技術では、夢は自分だけが見ることのできる、『個人的なドキュメンタリー映画』と言ったら分かりやすいかもしれませんね

睡眠環境から取り込まれた刺激以外は。基本的に、体験したこと、目にしたものが断片的に表れて、脳の中でストーリーとして作られていったものが夢となります。なので、さまざまな体験や経験の中から、記憶を整理中に、場面を勝手に編集され、『夢』として見る事ができます。

また、大抵は起きると夢を覚えていません。私たちの睡眠には、ノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があります。レム睡眠の時は『体は休んでいるけど、脳は働いている状態』です。なので、私たちがいわゆるストーリー性のある『夢』として覚えているのは、レム睡眠の時に見た夢の可能性が高いと言えるでしょう。

ただ、レム睡眠の時に見た夢もその後にノンレム睡眠がくると忘れてしまいます。起きる直前にレム睡眠であった場合は、そのとき見ていた夢を覚えていることがあるので、その覚えている一部の夢を私たちは『その日見た夢』として他者に話しているのです」

また、嫌な夢、いわゆる『悪夢』の方が記憶に残りやすいです。死や恐怖にまつわる夢って、やたら覚えていますよね。

世界中の研究データを見ても、自分が見た夢に関するキーワードはネガティブなものの方が多いんです。

嫌な夢、衝撃的な夢を見て夜中に目が覚めてしまったという経験をしたことはありませんか?

これは、レム睡眠の最後の夢を見た直後に覚醒しているので、夢の内容をはっきりと覚えている、ということでもあるのです。

「悪夢は『縁起が悪い』『心理的にマイナスなもの』というイメージを持っている人が多いと思いますが、一概にそうとも言い切れません。

最初に述べたように、夢は脳が記憶を整理する過程で見る、断片的な記憶です。そのため、夢には処理しきれなかった記憶、オーバーフローした部分を整理する役割や、記憶を取捨選択する役割があると言われています。

ネガティブな情報を適切に処理するために悪夢を見るという説もありますから、悪夢は悪夢で役に立っている可能性もあるのです。

そして、『追いかける』『追う』『走る』『殺す』『死ぬ』『亡くなる』『落ちる』『飛び降りる』といった言葉は、世代を問わず共通しています。

実は悪夢に関しては、世界的に見ても同じような言葉が並んでいるんです。世代や人種、言語や環境にかかわらず同じような悪夢を見ているというのは、非常に興味深い結果が発表されています。

「もうひとつの悪夢の種類は、PTSDなど何かトラウマになり得る出来事があり、起きている時はフラッシュバック、睡眠中は悪夢として出現するものです。

こうした悪夢をたびたび見る場合は、夢と現実の区別がつかなくなったり、不眠状態、抑うつ状態に陥ったり、自殺企図の遠因になったりする可能性もあるため注意が必要です。

ですが、最後に良い夢を見る方法を教えたいと思います。

『寝る前にネガティブ思考を反芻(はんすう)しない』

悪夢をよく見る傾向にある人は、寝る前にその日の行動を振り返って反省したり、次の日の心配をしてしまいがちです。入眠直前のインプットがストレスとなり悪夢の引き金となる可能性があるので、できるだけネガティブな思考を棚上げし、ベッドに持ち込まないことが大切です。

反対に、眠る前にポジティブなことを考えて眠れば、いい夢を見る確率は上がるかもしれません。『好きな人の写真を枕の下に置いて眠るとその人の夢が見られる』というジンクスがありますが、あながち間違いとも言い切れませんよね。

このように『夢』には、様々な意味があり、人生に1/3は寝ているので、生きるために大変重要な事がご理解出来たと思います。夢について研究が始まって80年以上経過しますが、まだ、解明されていない部分が殆どです。もしかしたら、夢をコントロールできる時代が来るかもしれませんよね。


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