2021/04/07 07:11



いつもお読みいただきありがとうございます。

ひでどんです。

ヒトも忘れないと生きられない動物であって、命の危険を回避する方法や生きるために必要な事柄しか覚えていることができません。例えると、楽しい思い出は忘れてしまいますが、苦い思い出はいつまで経っても記憶の片隅に残っています。

そして「忘れるしくみ」として、覚えた事は20分後には42%を忘却し、1時間後には56%を忘却し、1日後には74%を忘れてしまいます。心理学者のヘルマン・エビングハウスによって提唱(忘却曲線)されました。

※忘却曲線とは? 

なので、わたくしは学生の時に勉強したことはほぼ覚えていません。昨日食べたものも忘れてしまいます。さらに、歳を重ねると直近のことさえ忘却します。

忘れることにより、動物は生命を維持しています。逆に忘れないと、辛い悲しみや絶望的な出来事を忘れることができず、うつ病などを発症してしまい絶望死(自殺)などを選択してしまう恐れがあります。

ですから、今が辛くても時が経てば何事もなかったようにポジティブになれます。

そして、何も考えない事が、人生において最強なのです。ただ、仕事や学業においては、ON(やる気)・OFF(なにもやらない)を切り替えないといけないので、時と場合により切り替えをしなければなりません。

そこで、「メタ無意識」をご存じでしょうか?

「やらなきゃ」とは思っているのに、行動に移せない。そんなときは、建前と本音がずれているかもしれません。

「最初に理解していただきたいのは、私たちの意識の構造についてです。私たちの意識でいちばん表面にあるのが顕在意識です。起きているときは、この顕在意識が活発に活動することで、理性が優位となり、物事を判断したり、何かを思い、感じ、認識します。

その下には、潜在意識(=無意識)があります。この潜在意識の領域は、起きているときにはあまり強く認識できません。一方で、寝ているときは、この潜在意識が活発になって夢などにも影響を与えています。

本音と建前で言うならば、より深くにある潜在意識が本音で、現実生活と密着した顕在意識が建前にあたります。ここまでは皆さんもお分かりになるでしょう。

今回お伝えしたいのは、潜在意識のさらに深層にあるメタ無意識についてです。

メタ無意識とは『~を超えた』という意味で、潜在意識を超えた意識です。メタ無意識をわかりやすく説明するために、私がよく使うのがお茶碗に入った山盛りのごはんの例えです。

お茶碗から出ている山盛りご飯の部分が顕在意識です。そしてお茶碗に隠れてしまっているご飯が潜在意識です。

さてもうひとつ、顕在意識と潜在意識を入れているお茶碗がメタ無意識なのです。この構造を知っておいてください。

メタ無意識の役割は重要で、人生におけるさまざまな現実を形づくる器でもあります。物事に対する考え方、意識の持ち方を書き換えるということは、顕在意識、潜在意識を書き換え、最終的にはこのメタ無意識を書き換えて、現実が変わることにつながるのです。

話をやる気に戻します。あなたの顕在意識、つまり建前では『この仕事で成功するぞ』と思っているとします。しかし自分の本音(潜在意識)をよく観察してみると、『本当は他にやりたいことがある』と長年、ずっと思っていたりするのです。

このように建前(顕在意識)と本音(潜在意識)にずれをもって生きていると、あなたのメタ無意識はやる気を起こさせないように働きかけて、『建前と本音がずれているよ』とサインを出すのです。

そこで、まず自分の本音(潜在意識)をしっかりと見極め、本音で生きる、本当の自分として生きるにはどうすればいいのかを考えて、そのための道筋を立てるようにしましょう。

そして、いまやらなければいけないことを『これをやれば本音で生きられる』という目標のためのステップとして考えれば、やる気がぐんと起きるはずです」

やる気が起きないとき、それを教えてくれるのはメタ無意識という領域だったのです。また、建前がモチベーションを殺していたことが判明しました。自分の本音を日ごろから見つめること。そして、本音を隠さず生きる方法を考えていきましょう。



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