2021/03/30 07:46

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ひでどん(@komatu00713)です。

先般、口呼吸は万病の元という記事をご紹介しましたが、今回は「歯周病が認知症を発症させる」という歯周病と認知症との因果関係が解明されました。

歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる仕組みを九州大などの研究チームが解明した。歯周病と認知症の関連は近年注目を集めており、認知症対策につながる発見という。認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ(Aβ)」などの異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積し、発症や症状の進行につながるとされる。近年、歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、Aβが体内でつくられ、脳に蓄積することが解明されてきたが、蓄積の仕組みは詳しく分かっていなかった。九大や北京理工大(中国)などの研究チームは、マウスの腹の内部に3週間、歯周病菌を直接投与して感染させ、正常なマウスと比較した。その結果、歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、Aβを脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えていた。脳細胞へのAβの蓄積量も10倍に増えた。暗い部屋に入れば電気ショックを受けることを学ばせた記憶実験では、正常なマウスは5分間、明るい部屋にとどまり続けたが、感染マウスは約3分で暗い部屋に入ってしまい、記憶力低下が裏付けられた。一方、Aβを運ぶ受容体の働きを阻害する薬剤を使えば、感染した細胞内を通るAβの量を4割減らせることも確認できたという。チームの武洲(たけひろ)・九大准教授(脳神経科学)は「歯周病菌が、異常なたんぱく質が脳に蓄積することを加速させてしまうことが明らかになった。歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性がある」と話す。(竹野内崇宏)  出所 朝日新聞

生活習慣病や様々な基礎疾患は、食べ物や運動不足などで発症してしまいますが、その中でも呼吸は生きるためにもっとも必要です。口は呼吸器ではありません。鼻が呼吸器として存在しており、仕事やコミニュティで話すことが増え、また、話すことによりストレスを発散させてる行為は、無自覚に口での呼吸に移行してしまっています。

口内環境を整える事により、虫歯や歯周病予防に繋がり、強いては様々な病気を防ぐことができます。

呼吸についても、フィルターがない口から直接呼吸をするよりもフィルターがある鼻呼吸が断然いいに決まっています。また、嗅覚は、危険を察知する最終手段です。見た目では確認できなことを、臭いで確認できることができます。

鼻呼吸を意識しながら、口内環境を整えれば『病気知らず』になれるのではないかと推察します。



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