2021/02/18 06:39

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

ひでどん(@komatu00713)です。

年初早々に、【レッドブル値下げ】が大きな話題となり、そして新聞に掲載された下記『くたばれ、正論』が軽くネットで炎上しました。

画像1

※【レッドブル値下げ】

レッドブル・ジャパンは10日、「レッドブル・エナジードリンク」などの希望小売価格を2月1日から40~50円程度値下げすると発表した。「レッドブル・エナジードリンク250ミリリットル」を241円(税抜き)から190円(同)にするなど5種類で値下げする。また、「レッドブル・エナジードリンク185ミリリットル」と「レッドブル・シュガーフリー185ミリリットル」は、在庫限りで販売を終える予定だという。同社はホームページで「より多くの方々へエナジーを届け、皆様にとってこの新しい年が大きな飛躍のときになるよう、注力致します」とコメントしている。 情報ソース 毎日新聞(2021/1/10)

そんな、【レッドブル】ですが、意外にも実体が知られてないので、深堀してみました。

世界165か国で52億本も販売(2012年)され、「最も成功した飲料ブランド」といわれているにもかかわらず、その実体があまり知られていません。

アメリカ発のようなイメージが強いレッドブルですが、実はモーツァルト生誕の地として知られるオーストリア・ザルツブルクの会社。80年代初期、消費材メーカーのユニリーバに勤めていた創業者のディートリッヒ・マテシッツが、わずか数年の間につくりあげた世界的大企業なのです。

レットブルが誕生したのは、日本の『リポビタンD』をヒントにした。

1982年のある日のこと。ユニリーバの仕事で香港を訪れ、マンダリンオリエンタルのバーで談笑していたマテシッツは、雑誌『ニューズウィーク』に掲載されていた日本の高額納税者リストに関心を抱いたそうです。なぜならそこに記されていた1位は、ソニーやトヨタのようなグローバル企業ではなく、大正製薬の経営者だったから。

この企業はリポビタンDという名の飲料を製造していると紹介されていた。記事には、この飲料にはタウリンが含まれているため、滋養強壮作用があり、1963年よりすでに国際的に販売されていると書かれていた。(中略)このとき38歳のマテシッツは、当時世界第2位の経済大国であった日本で、このような製品により一番の高額納税者になれることができるという事実に感銘を受けていた。

「ここには巨大な金儲けのチャンスが眠っているに違いない」と考えたマテシッツは、このときから市場を観察し、この種のドリンクすべてを試すようになったのだとか。もしもリポビタンDがなかったとしたら、レッドブルは誕生しなかったのです。

ユニリーバのフランチャイズ企業であるタイのTC製薬社に出張した際、マテシッツは同社が製造しているドリンク剤に注目しました。

リポビタンDと同様の成分を含み、主にトラックの運転手や稲作農家に人気を博していた。クラティンデーンという名のドリンクで、タイ語で「赤い雄牛」を意味している。

かくしてマテシッツは1984年、アジア以外の地域においてクラティンデーンを販売するライセンスを獲得。商品の名前を英訳し、レッドブル・トレーディング社を設立したのです。

オリジナルドリンクの味をヨーロッパ人の好みに合わせて変える必要があった。そのために何度も実験を繰り返した。最も大きな改良は炭酸を添加することであった。それ以外の成分については変えずに、配合量の調節にとどめた。

つまりレッドブルは、もともとタイのエナジードリンクだったわけです。

そして、斬新なCMを次々と世に送り出し、大企業へと変貌していきました。

行動を後押しするブログ【hidedonblog】